チャットボットと RAG

AI チャットボット導入:自社文書から出典付きで答える企業向けチャットボット

当社のチャットボット導入支援では、社内規程、マニュアル、契約書、製品資料、ヘルプセンターなど自社の文書から質問に答え、すべての回答に根拠となる出典を示す企業向け AI チャットボットを構築します。同じ質問への対応に疲れ、Web サイト、Slack や Teams、あるいは Zendesk の中で、自社文書に書かれていることだけを答えるアシスタントを求めるサポート、人事、営業支援、業務部門のチームが対象です。

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簡潔な回答

企業向け AI チャットボットは、どのように社内文書から回答するのですか?

企業向け AI チャットボットは検索拡張(retrieval)によって社内文書から回答します。質問に最も関連する箇所をファイルのインデックスから検索し、その箇所だけをモデルに渡して、出典付きで回答させます。関連する情報が見つからない場合はその旨を伝え、質問を担当者に引き継ぎます。

  • 回答はインデックス化された自社文書のみにもとづき、主張ごとに出典を示します。
  • ファイル権限はインデックスにも引き継がれ、利用者は自分が開ける文書の内容だけを目にします。
  • 関連度がしきい値を下回る場合、ボットはわからないと答えて担当者に引き継ぎます。
  • 毎週の評価セットで、顧客や社員より先に誤った回答を見つけます。
企業向け AI チャットボットが社内文書から関連箇所を検索し、出典付きで回答する流れを示す図
ナレッジアシスタント: 自社の文書から出典付きで回答し、分からない場合はそう伝えます。 説明用の図です。顧客データは含まれていません。
01

企業向け AI チャットボットとは何か、何が信頼性を生むのか

社内に蓄積された特定の知識をもとに、わかりやすい言葉で答えるアシスタントです。信頼性を生むのはモデルではなく設計です。検索で取得した箇所だけから答え、その出典を示し、根拠がなければ回答を控えます。

汎用チャットボットがうまくいかないのは、モデルの一般的な学習内容から答えるためで、自信ありげでありながら、貴社の製品、価格、規程については誤っていることがよくあります。当社のチャットボットは根拠にもとづいて回答します。すべての回答に、出典となったページ、セクション、ファイルへのリンクが付くため、顧客は内容を確認でき、社員はワンクリックで規程の全文を開けます。

02

出典付きの検索拡張はどのように機能するのか

検索拡張生成(Retrieval-Augmented Generation、略して RAG)は2段階で動作します。まず、文書を細かな箇所に分割し、キーワードだけでなく意味を理解する検索インデックスに保存します。次に、質問ごとに最も近い箇所を取り出し、それだけをもとに、各ポイントの出典を示しながら回答するようモデルに指示します。

優れた RAG 開発の要は、ほぼ第1段階にあります。文書は固定の長さではなく、見出し、条項、表の行といった実際の構造に沿って分割し、製品、地域、施行日などのメタデータを付与します。さらに意味ベースの検索とキーワード検索を組み合わせ、部品番号や規程コードも正確に見つかるようにします。インデックスは、データの保管が許可される場所に応じて、Pinecone、Qdrant、pgvector を使った Supabase、Azure AI Search に置きます。

提供内容

納品物

無料レビューの後、範囲を定めて固定価格でお見積もりします。

01

情報源の一覧

すべての文書ソースと、その管理者、同期方法、アクセスルールの一覧。

02

検索インデックス

お客様のアカウント内のベクトルデータベースに置く、権限を考慮した構造化済みの文書箇所。

03

チャット画面

ブランドと範囲を合わせた Web サイトのウィジェット、Slack・Teams アプリ、または Zendesk 連携。

04

根拠づけのルール

出典の要件、関連度のしきい値、エスカレーションの経路。

05

評価セット

正解と、回答を控えるべきケースを含む実際の質問。変更のたびに再実行します。

06

不足レポート

エスカレーションされた質問や未回答の質問をトピック別にまとめ、修正すべき文書を示します。

03

AI ナレッジベースに含められる情報源は

チームがすでに管理しているテキストのほとんどを取り込めます。SharePoint のサイトやドキュメントライブラリ、Google Drive のフォルダ、ヘルプセンター記事、PDF、Word ファイル、スプレッドシート、エクスポートした Wiki ページなどです。Zendesk の解決済みチケットも追加でき、ヘルプ記事ではカバーしきれなかった多様な質問にもボットが答えられるようになります。

ナレッジベースは常に同期されます。再インデックスを定期実行するか、ファイルの変更をきっかけに実行し、削除・差し替えられた文書の箇所を取り除き、各情報源の最終更新日を記録します。月曜日に更新された規程を、火曜日にはボットが引用します。

  • SharePoint と OneDrive のライブラリ。
  • Google Drive と Google ドキュメント。
  • Zendesk のヘルプセンター記事と解決済みチケット。
  • PDF のマニュアル、契約書、製品資料。
  • 価格表や仕様表などの構造化データ。
04

チャットボット導入先は Web サイト、Slack、Teams、Zendesk のどこか

質問が寄せられる場所ならどこにでも導入できます。公開 Web サイトのウィジェットは、公開コンテンツだけで顧客に対応します。Slack や Microsoft Teams の社内アシスタントは、社員の権限で絞り込んだ社内コンテンツで対応します。Zendesk の中では、サポート担当者が編集して送信できるよう、出典付きの返信案をボットが作成します。

同じナレッジベースで、チャネルごとに異なるルールを設けて3つすべてを動かせます。公開ボットは範囲をより狭くし、チケットフォームやライブチャットへの引き継ぎなど、人につながる明確な経路を用意します。社内ボットは人事規程、IT の操作手順、営業資料、業務手順書(SOP)をカバーでき、各セクションは閲覧すべきグループにだけ表示されます。

チャネルごとに分析機能も備えます。寄せられた質問、回答率、エスカレーション率、繰り返し尋ねられるトピックなどです。サポート責任者はこれを見て次に書くべきヘルプ記事を決め、人事や IT のチームは社員が誤解しがちな規程を見つけられます。

05

チャットボットが事実と異なる内容を作らないようにするには

根拠がなければ回答しないこと、そしてそれを測定することです。検索結果に関連度のしきい値を超えるものがなければ、ボットは回答が見つからなかったと伝え、質問の引き継ぎを提案します。モデルには与えられた箇所だけを使うよう指示し、各回答に有効な出典が少なくとも1つ含まれているかをチェックします。

リリース前に、正解付きの実際の質問で評価セットを作ります。ボットが回答を控えるべき質問も含めます。正確性、出典の正しさ、回答を控える挙動を評価し、文書の同期やプロンプトの変更のたびに再実行します。エスカレーションになった質問はログに残るため、どの文書が不足しているか、古くなっているかが正確にわかります。

06

AI チャットボットでデータは安全に守られるのか

適切な契約条件とアーキテクチャがあれば守れます。モデルは一般向けアプリではなく API またはエンタープライズ向けプランを通じてのみ呼び出し、必要に応じてインデックスはお客様自身のクラウドアカウントに置き、プロンプトと出力をログに記録して、何が質問され何が回答されたかを監査できるようにします。

権限は検索の時点で適用されます。ボットは利用者が閲覧を許可された箇所だけを検索するため、社内アシスタントが人事部門以外の人に給与表を漏らすことはありません。規制対象のコンテンツには、Amazon Bedrock や Microsoft Foundry 経由、あるいはお客様のネットワーク内で動くオープンウェイトモデルを利用できます。健康情報を扱う場合は、それに触れるすべてのベンダーと BAA(事業提携契約)を締結する必要があります。

導入事例 · 物流会社(英国)

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進め方

プロジェクトの流れ

  1. 01

    無料レビュー

    お客様の文書、チャネル、最もよく寄せられる質問を確認します。

  2. 02

    範囲と情報源の確定

    情報源、権限、チャネル、固定価格について合意します。

  3. 03

    インデックス化と構築

    文書を構造化してインデックス化し、チャット画面を構築します。

  4. 04

    評価

    実際の質問で回答を評価し、検索の抜け漏れを修正します。

  5. 05

    稼働と監視

    ログ記録、エスカレーション、定期的な不足レポートを備えてボットを稼働させます。

FAQ

よくあるご質問

RAG とは何ですか?なぜ企業向けチャットボットに必要なのですか?

RAG(検索拡張生成)とは、チャットボットがまずお客様の文書を検索し、見つかった箇所だけをもとに回答する仕組みです。これがないと、チャットボットは一般的な学習データから回答し、貴社の製品や規程について自信ありげに誤った内容を答えてしまいます。

SharePoint や Google Drive の内容からチャットボットに回答させられますか?

はい。SharePoint のライブラリや Google Drive のフォルダをインデックス化し、ファイルの変更に合わせて同期を保ちます。各ファイルのアクセス権限も検索に引き継ぐため、利用者は自分が開ける文書からのみ回答を得られます。

チャットボットと AI エージェントのどちらを構築すべきですか?

文書から答えを得たいならチャットボットを、レコードの更新やタスクの作成など、システムに操作もさせたいならエージェントを構築します。多くのチームは根拠にもとづくチャットボットから始め、後から操作機能を追加しています。

AI ナレッジベースの正確性はどの程度ですか?

正確性は、主に元の文書の品質と構造によって決まります。一般的な数値をお伝えするのではなく、リリース前にお客様の実際の質問による評価セットで測定し、変更のたびに追跡します。

チャットボットから担当者に引き継げますか?

はい。確度の高い回答が見つからない場合や利用者が希望した場合に、チケットを起票する、ライブチャットに引き継ぐ、あるいは会話内容を添えて指定の Slack や Teams のチャネルに質問を投稿することができます。

企業向け AI チャットボットの導入費用はいくらですか?

無料レビューの後、情報源、チャネル、権限ルールの数にもとづいて固定の構築価格をお見積もりします。継続的に発生するモデル、ホスティング、ベクトルデータベースの費用はお客様のアカウントに請求されます。市場価格については AI 導入費用ガイドをご覧ください。

はじめに

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